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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科47巻9号

1993年08月発行

文献概要

症例

同時性両側腎盂腫瘍および膀胱腫瘍の1例

著者: 藤本恭士1 永田幹男1 貫井文彦1 藤田尚1 加藤裕子1 斉木茂樹2

所属機関: 1聖路加国際病院泌尿器科 2聖路加国際病院病理科

ページ範囲:P.685 - P.688

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 患者は52歳,女性。3か月前からの頻尿を主訴に来院し,尿細胞診にてclassV,移行上皮癌。血清癌胎児性抗原(CEA)は14.6ng/mlと高値を示し,静脈性尿路造影および逆行性腎盂造影にて両側腎盂腫瘍が疑われた。膀胱鏡にて,膀胱頂部に結節性腫瘍を認め,生検にて,移行上皮癌,G3と診断された。術前に左前腕に動静脈シャントを造設し,両側腎尿管および膀胱摘出術を施行した。病理診断は,両側腎盂および膀胱の移行上皮癌であり,右腎盂腫瘍はCEA-PAP染色陽性であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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