icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻10号

1994年09月発行

文献概要

症例

再発性陰嚢水腫に認められた線維性精巣周囲炎

著者: 久保昌志1 西松寛明1 徳田拓1 新妻雅治1 小島英明2

所属機関: 1千葉西病院泌尿器科 2千葉西病院病理

ページ範囲:P.764 - P.766

文献購入ページに移動
 症例は47歳,男性。左陰嚢水腫のため,当院を受診した。陰嚢水腫は小児期より認められていた。1992年2月,ウインケルマン法にて,陰嚢水腫根治術を施行したところ,水腫内に,一見,真珠のような直径約10mmと5mmの白色の硬い球形の病変が認められた。また,それと同様の性状の直径約8mmの結節性病変が精巣鞘膜に固着して認められた。病理組織学的検査の結果,球形の病変は線維性精巣周囲炎と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら