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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻10号

1994年09月発行

症例

急性脊髄炎によると思われた若年者尿閉

著者: 土岐清秀1 吉村一宏1 小出卓生1 芳川治男2

所属機関: 1市立池田病院泌尿器科 2大阪大学医学部付属病院神経内科

ページ範囲:P.789 - P.791

文献概要

 15歳男性。発熱,頭痛といった先行感染の後,突発的な尿閉を呈したため,当科受診。尿路に器質的通過障害なく,膀胱内圧測定にて低緊張性膀胱を示した。神経学的には大腿内側部の軽度知覚異常を認め,頭部CT,脊髄MRIなどの画像所見上,異常所見は認めなかった。以上の所見より,急性脊髄炎による尿閉と考え,ステロイドおよびガンマグロブリン製剤の投与を施行した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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