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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻11号

1994年10月発行

文献概要

症例

尿生殖洞嚢胞の1例

著者: 千葉琢哉1 有賀誠司1 宇佐美隆利1 太田信隆1

所属機関: 1焼津市立総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.877 - P.879

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 症例は,血精液症と左鼠径部痛のため受診した52歳男性。精査で尿道後方,正中線上に,両側の精路が開口し,尿道とも交通のある嚢胞状腫瘤が認められ,尿生殖洞嚢胞と診断した。経尿道的に著しく膨隆した精丘底部の外尿道口側を横切開した。術後,血精液症は治癒し,嚢胞は縮小した。精巣上体炎は生じなかった。尿生殖洞嚢胞としては,本邦2例目であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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