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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻12号

1994年11月発行

症例

1年以上生存した膵浸潤左腎細胞癌

著者: 岸本幸一1 岸本幸次2 大石幸彦3 正岡裕之4 須藤睦雄4

所属機関: 1寿康会病院泌尿器科 2東京慈恵会医科大学解剖学教室 3東京慈恵会医科大学泌尿器教室 4国立王子病院内科

ページ範囲:P.948 - P.951

文献概要

 65歳,男性。食欲不振,咳嗽,発熱にて入院。超音波検査にて左腎腫瘤を指摘される。画像診断にて膵に浸潤した左腎腫瘍と診断。肋骨下弓状切開にて開腹。左腎腫瘍の膵への直接浸潤を認めたため,腎,副腎,膵尾部,脾,下行結腸の一部を一塊に摘出した。病理診断は膵へ浸潤した腎細胞癌pT4,pN0,pM0であった。術後1年経過したが再発傾向なく通院中である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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