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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻12号

1994年11月発行

文献概要

症例

陰茎絞扼による陰茎壊死

著者: 平野恭弘1 北川元昭1 鈴木和雄2 藤田公生2

所属機関: 1藤枝市立志太総合病院泌尿器科 2浜松医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.964 - P.966

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 精神病院入院中の42歳男性。尿閉と陰茎部腫脹を主訴に近くの泌尿器科医を受診,陰茎根部が輪ゴムにて絞扼されていた。絞扼期間は不明で,輪ゴムを除去するも症状改善しないため当科紹介受診。陰茎全体は黒色調に腫脹し,外尿道口は癒着閉鎖していた。導尿は不可能であったため膀胱瘻造設術を施行,保存的治療を試みたが,絞扼部より自潰,尿道皮膚瘻を形成し,輪ゴム除去後19日目に陰茎切断術を施行した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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