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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻12号

1994年11月発行

文献概要

症例

フルニエ壊疽の2例

著者: 篠島弘和1 榊原尚行1 藤田信司1 佐々木芳浩1 間宮政喜1

所属機関: 1市立釧路総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.970 - P.972

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 フルニエ壊疽の2例について報告した。症例1は67歳男性で,基礎疾患として糖尿病をもち,局所の切開,排膿,壊死組織の切除,膀胱瘻および人工肛門造設とともに,抗生剤の投与,インスリンによる糖尿病のコントロールにて救命し得た。肉芽の形成は良好で植皮術を行うことなく創は閉鎖した。症例2は35歳男性で,外陰部の外傷により生じたと考えられ,症例1と同様の処置により救命し得た。肉芽の形成は良好であったが早期退院のため二次的に植皮術を施行し,良好な経過をとった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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