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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻13号

1994年12月発行

手術手技 基本的な手術・8

膀胱部分切除術

著者: 桑原正明1 栃木達夫1

所属機関: 1宮城県立がんセンター泌尿器科

ページ範囲:P.1047 - P.1054

文献概要

 膀胱部分切除術は膀胱癌においては経尿道的切除術(TUR)と膀胱全摘除術の狭間にあり,その手術適応には多少の曖昧さがある。近年の膀胱癌におけるneo-adjuvant therapyの進歩は,その治療効果によっては浸潤癌の一部も部分切除術の適応となる可能性を示唆している。膀胱部分切除術では他の手術と同様に良好な術野の展開と効率的で病状に即した手術手順が大切である。ここでは筆者らの手術手技を手順を追って紹介すると共に有力なneo-adjuvant ther-apyが出現している現在の浸潤性膀胱癌に対する膀胱部分切除術の手術適応について考察した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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