icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻13号

1994年12月発行

症例

尿管閉塞を来した尿管子宮内膜症

著者: 土谷順彦1 染野敬1 川原敏行1 網野洋一郎1 小林昇2 対木章2

所属機関: 1国立水戸病院泌尿器科 2国立水戸病院産婦人科

ページ範囲:P.1073 - P.1075

文献概要

 症例は40歳の女性。右腰背部痛を主訴に受診した。IVPで右水腎症が認められ,精査のため入院した。逆行性腎盂造影,順行性腎盂造影で右下部尿管は完全閉塞しており,CTで尿管周囲の腫瘤性病変を認めた。尿管外の原因による閉塞が疑われ試験開腹を行った。術中所見から子宮内膜症と診断し,右尿管部分切除術,子宮および両側付属器摘除術を行った。病理組織学的に尿管外発生型(extrinsic type)の子宮内膜症と診断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら