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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻2号

1994年02月発行

文献概要

症例

石灰化像を伴った小児腎細胞癌

著者: 田知本寛1 浦島充佳1 藤沢康司1 関口茂1 前川喜平1 山崎洋次2 大西哲郎3 町田豊平3

所属機関: 1東京慈恵会医科大学小児科学教室 2東京慈恵会医科大学第一外科学教室 3東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.148 - P.151

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 腎細胞癌は,中高年層に好発する腎実質腫瘍であり小児期では非常に稀なものである。筆者らは,腹痛を主訴とし腹部単純Xp写真において石灰化像が発見の契機となった小児腎細胞癌9歳女児例を報告する。腹部MRIでは左腎上極に手拳大の中心壊死,石灰化を伴った腫瘤および,傍大動脈リンパ節腫大を認めた。当院外科にて左腎摘出術を施行した。術後インターフェロン療法を行ったが肺転移を認め,インターロイキン−2療法を施行し経過観察中である

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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