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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻3号

1994年03月発行

綜説

泌尿器科領域における癌遺伝子・癌抑制遺伝子

著者: 窪田吉信1 宮本浩1 上村博司1 藤浪潔1 執印太郎1

所属機関: 1横浜市立大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.185 - P.194

文献概要

 癌遺伝子・癌抑制遺伝子は癌の発生と進展に深く関わつている。日常臨床で扱う癌と癌遺伝子,癌抑制遺伝子のかかわりについて,臨床面からの基本的な問いは,
 ①どのような遺伝子が関係するのか
 ②それら遺伝子の癌発生や増殖機構における役  割はなにか
 ③それは腫瘍のタイプ,grade, stageや,臨  床像と関係するのか
 ④どのような診断に役立つのか
 ⑤新しい治療法の開発に役立つのか…
 などである。泌尿器科領域の癌についても同様である。
 ここでは,癌遺伝子,癌抑制遺伝子の基本的事項と泌尿器科領域で扱う4つの癌腫について,現在まで得られている癌遺伝子の分析の主要な知見を述べ,癌の臨床と癌遺伝子,癌抑制遺伝子の接点につき展望する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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