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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻3号

1994年03月発行

講座 泌尿器科医に必要な薬理学の知識・3

麻酔薬,麻薬

著者: 平賀一陽1 加藤里絵1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院 麻酔科

ページ範囲:P.207 - P.215

文献概要

麻酔薬
 1.麻酔導入薬
 全身麻酔の導入に用いられている主な薬剤の薬理的特徴,使用上の注意などを表1にまとめた。
 超短時間作用性Barbiturate
 これらの薬物は急速に短時間持続の催眠を起こす。投与量に応じて軽度の鎮静から,意識の消失までの状態を起こし,さらに大量になるとしばしば無呼吸を起こす。心筋抑制作用があるが,ゆっくりと投与することによりその抑制反応を最少にできる。循環動態が不安定なことが予測されるときや循環血液量減少があるときなどは少量を投与する。なお,Thiopentalが血管外に注入されると,局所の組織の損傷が起こるので注意する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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