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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻3号

1994年03月発行

原著

尿道狭窄に対するカテーテルによる間歇的自己尿道拡張法

著者: 西村泰司1 堀内和孝1 沖守1 杉澤裕1 坪井成美1 吉田和弘1 秋元成太1 藤岡良彰2 大場修司3

所属機関: 1日本医科大学付属病院泌尿器科 2河北総合病院泌尿器科 3国立東静病院泌尿器科

ページ範囲:P.223 - P.226

文献概要

 尿道狭窄の治療後外来で定期的に行う尿道ブジーを,患者が自宅でカテーテルを尿道に挿入する間歇的自己尿道拡張法で代用できるか否かを有用性と安全性において検討した。内尿道切開術後等,外来で金属ブジーによる拡張を必要とした16例,経尿道的手術後の外尿道口狭窄4例および女性の尿道狭窄2例を対象としたが,平均15.6か月の観察期間において尿路感染症などの合併症もなく経過良好であった。本法は従来の方法に比し①来院の必要がない,②疼痛も軽度であるなどの利点があることから,最近の医療の傾向に合った身体的,精神的,社会的および経済的に侵襲の少ないよい治療法と考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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