icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻4号

1994年03月発行

増刊号特集 小児泌尿器科診療

検査法の適応と評価

内分泌機能検査

著者: 田苗綾子1

所属機関: 1国立小児病院内分泌代謝科

ページ範囲:P.97 - P.105

文献概要

はじめに
 小児の泌尿器疾患の中で内分泌機能検査を要する疾患は,性分化異常に基づくものが大部分で,先天性の場合と副腎腫瘍などの後天性のものがある。性別不明外性器ambiguous genitaliaの患者の診断にはこの検査が必要である。Ambiguous genitaliaの主因は先天性の解剖学的過誤,女性仮性半陰陽,男性半陰陽,インターセックスなどである。診断をより正確に迅速に行うには,内分泌学的検査の他に,家族歴,妊娠歴,分娩・新生児歴を十分調べ,性染色体分析を第一選択とする。精巣,卵巣の有無には画像診断,DNA診断などを同時に進行させることが重要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら