文献詳細
増刊号特集 小児泌尿器科診療
治療の実際
文献概要
はじめに
先天性水腎症の臨床は1940年代後半Ander-son&Hynes1)によるdismembered pyeloplastyが高い評価を受けて以来,今日では最も多く行われ2),その治療成績も安定し,手術手技に関する問題はほぼ解決をみたかに思われていた。
その一方で,最近とみに発展著しい画像診断手技,ことに超音波診断法(USG)の胎児診断への応用は尿路の先天異常,なかでも水腎など尿流障害や嚢胞性疾患の出生前診断を可能にした。
先天性水腎症の臨床は1940年代後半Ander-son&Hynes1)によるdismembered pyeloplastyが高い評価を受けて以来,今日では最も多く行われ2),その治療成績も安定し,手術手技に関する問題はほぼ解決をみたかに思われていた。
その一方で,最近とみに発展著しい画像診断手技,ことに超音波診断法(USG)の胎児診断への応用は尿路の先天異常,なかでも水腎など尿流障害や嚢胞性疾患の出生前診断を可能にした。
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