icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻4号

1994年03月発行

増刊号特集 小児泌尿器科診療

治療の実際

膀胱外翻症,総排泄腔外翻症に対する手術

著者: 上岡克彦1 谷風三郎1

所属機関: 1兵庫県立こども病院小児泌尿器科

ページ範囲:P.210 - P.215

文献概要

はじめに
 膀胱外翻症,総排泄腔外翻症は小児泌尿器科医にとって現在でも治療に困難を伴う代表的な疾患である。しかし特に膀胱外翻症では適切な多段階手術を行うことにより,機能さらには外観も正常に近い状態とすることが出来る例が多くあるといわれており,最もchallengingな疾患でもある。Exstrophy-epispadias complexに対する手術には,膀胱のprimary closure,尿道上裂修復術,膀胱頸部形成術,そして手術不成功症例に対するsalvage surgeryなど多くの手術がある。本論文では,より良い膀胱機能を得るために欠かすことの出来ない膀胱のprimary closureに重点をおいて記述した後に出来るだけ他の手術について言及する方針とした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら