文献詳細
増刊号特集 小児泌尿器科診療
治療の実際
文献概要
はじめに
膀胱外翻症,総排泄腔外翻症は小児泌尿器科医にとって現在でも治療に困難を伴う代表的な疾患である。しかし特に膀胱外翻症では適切な多段階手術を行うことにより,機能さらには外観も正常に近い状態とすることが出来る例が多くあるといわれており,最もchallengingな疾患でもある。Exstrophy-epispadias complexに対する手術には,膀胱のprimary closure,尿道上裂修復術,膀胱頸部形成術,そして手術不成功症例に対するsalvage surgeryなど多くの手術がある。本論文では,より良い膀胱機能を得るために欠かすことの出来ない膀胱のprimary closureに重点をおいて記述した後に出来るだけ他の手術について言及する方針とした。
膀胱外翻症,総排泄腔外翻症は小児泌尿器科医にとって現在でも治療に困難を伴う代表的な疾患である。しかし特に膀胱外翻症では適切な多段階手術を行うことにより,機能さらには外観も正常に近い状態とすることが出来る例が多くあるといわれており,最もchallengingな疾患でもある。Exstrophy-epispadias complexに対する手術には,膀胱のprimary closure,尿道上裂修復術,膀胱頸部形成術,そして手術不成功症例に対するsalvage surgeryなど多くの手術がある。本論文では,より良い膀胱機能を得るために欠かすことの出来ない膀胱のprimary closureに重点をおいて記述した後に出来るだけ他の手術について言及する方針とした。
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