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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻5号

1994年04月発行

症例

尿細胞診で疑われた膀胱悪性リンパ腫

著者: 大澤秀一1 寺島保典1 清水宏之1 沖守1 秋元成太1 堀内和孝2

所属機関: 1日本医科大学附属病院泌尿器科 2北村山公立病院泌尿器科

ページ範囲:P.338 - P.341

文献概要

 50歳,男性。主訴は肉眼的血尿。膀胱鏡検査で右側壁より頂部にかけて粘膜下腫瘍を思わせる腫瘤を認めた。また尿細胞診では,異型リンパ球を認め悪性リンパ腫を強く疑わせる所見であった。経尿道的生検の結果,びまん性中細胞型悪性リンパ腫B細胞型であった。化学療法(CHOP療法)を施行したところ,腫瘍の著明な縮小を認めた。膀胱原発の悪性リンパ腫として,筆者らが調べ得た限り本邦28例目と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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