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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻6号

1994年05月発行

症例

BCG灌流が有効であった上部尿路上皮内癌

著者: 水谷雅巳1 角博二郎1 丸山理留敬2 横木広幸1 石部知行1

所属機関: 1島根医科大学泌尿器科学教室 2島根医科大学病院中央検査部

ページ範囲:P.428 - P.431

文献概要

 75歳,女性。尿細胞診陽性を主訴に来院。膀胱と両側上部尿路の同時性CISと診断しBCGの膀胱内注入と上部尿路灌流を行った。左上部尿路灌流はBCG 80mg/生理食塩水80mιを逆行性に2時間かけ,週1回で10回行った。右側は4回のBCG灌流後下部尿管狭窄が出現,中下部尿管を切除し回腸にて尿管を置換した。術後順行性に2回BCG灌流を追加した。完全寛解が得られ治療終了後18か月経過したが再発は認められていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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