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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻7号

1994年06月発行

文献概要

症例

精巣腫瘍の脾・腎転移の1例

著者: 柴田隆1 三橋公美1 神山俊哉2 佐野文男2 木山善雄3 野々村克也4

所属機関: 1札幌社会保険総合病院泌尿器科 2札幌社会保険総合病院外科 3札幌北楡病院 4北海道大学泌尿器科

ページ範囲:P.499 - P.502

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 21歳男子学生。主訴は右陰嚢内容の腫大と全身倦怠感。後腹膜リンパ節,縦隔リンパ節,肺転移の他に,腎および脾転移を認めた。
 PEB(ブレオマイシン,エトポシド,シスプラチン)療法3コース施行後,残存腫瘍の外科的切除を施行し病理学的に残存腫瘍細胞を認めなかったが,約5か月後,脳,肝転移を来たし死亡した。臨床的に治療された精巣腫瘍の腎・脾転移例はきわめて稀であり,その頻度や画像所見などについて考察した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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