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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻7号

1994年06月発行

症例

慢性腎不全患者にみられた高脂血症治療薬による横紋筋融解症の2例

著者: 大村清隆1 沢岡憲一2

所属機関: 1市立三笠総合病院泌尿器科腎臓病センター 2市立三笠総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.506 - P.508

文献概要

 症例は糖尿病性腎症で血液透析中の34歳の女性と,保存期慢性腎不全の42歳の女性。高脂血症治療薬bezafibrateの常用量の投与により四肢筋肉痛,倦怠感,クレアチンホスホキナーゼの異常高値などの横紋筋融解症がみられた。いずれの症例も薬剤の投与中止後症状の消失をみたが,症例2では腎機能の増悪をみて,約半年後に血液透析導入となった。腎不全患者への高脂血症治療薬投与には十分な注意が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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