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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻7号

1994年06月発行

症例

妊娠中に発見された膀胱腫瘍

著者: 石橋啓一郎1 松本哲夫1 伊藤貴章1 塩澤寛明1 並木一典1 三木誠1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.512 - P.514

文献概要

 23歳未婚女性。下腹部痛を主訴に産婦人科を受診し,腹部超音波検査にて妊娠7週と診断されたが,同時に膀胱腫瘍の存在を疑われ泌尿器科に紹介された。膀胱鏡検査で示指頭大の乳頭状有茎腫瘍を認め,本人の希望により人工妊娠中絶術を施行後,経尿道的膀胱腫瘍切除術を行った。病理診断は移行上皮癌のGl, ptlであった。妊娠中の膀胱腫瘍併発報告例は少なく,検索しえた限りでは本症例は本邦で5例目,世界で26例目であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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