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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻7号

1994年06月発行

症例

小児期発症精索静脈瘤の1例

著者: 酒井善之1 関聡1

所属機関: 1市立甲府病院泌尿器科

ページ範囲:P.518 - P.520

文献概要

 8歳10か月男児。4歳時から左陰嚢が腫脹していた。某医に鼠径ヘルニアと診断され経過観察していたが,発熱時や入浴時に陰嚢腫脹がひどくなるので受診した。視診で診断がつく左精索静脈瘤であり,左精巣は萎縮していた。原因としてナットクラッカー現象が疑われたが,断定できなかった。下腹部横切開で左精巣動静脈を結紮切断した。術後,静脈瘤は消失し陰嚢は正常の形態になった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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