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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻8号

1994年07月発行

症例

経鼠径的腹腔鏡が有用であった非触知停留精巣の2例

著者: 林祐太郎1 最上徹1 津ケ谷正行1 佐々木昌一1 本間秀樹1 郡健二郎1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.612 - P.614

文献概要

 非触知停留精巣の2例に対して経鼠径的に腹腔鏡検査を行った。片側停留精巣症例では患側の鼠径管を切開し,直視下にヘルニア嚢からトロッカーを挿入し腹腔鏡検査を施行した。両側例では一側の精巣を触知したため,その精巣固定術の途中でヘルニア嚢から腹腔鏡検査を施行し,対側の非触知精巣を観察した。本法は直視下にアプローチできるため安全な方法であるばかりでなく,通常の臍下縁からの腹腔鏡と比べても観察に関しては遜色ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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