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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻8号

1994年07月発行

文献概要

症例

抗利尿ホルモンにより尿路拡張・高血圧が改善した尿崩症

著者: 千葉琢哉1 有賀誠司2 宇佐美隆利2 太田信隆2 田島惇1

所属機関: 1東京大学分院泌尿器科 2焼津市立総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.615 - P.618

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 43歳男性。主訴は,夜間頻尿,残尿感,尿失禁。高血圧,代謝性アルカローシス,血漿レニン活性高値,両側の水腎水尿管,膀胱拡張が認められた。特発性中枢性尿崩症と診断し,1—amino−8—D arginine vasopressin(DDAVP,デスモプレッシン)点鼻開始2か月後,症状は軽快した。また,尿路拡張は軽減し,血圧は正常となり,レニン活性の正常化とともに代謝性アルカローシスも改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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