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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科48巻9号

1994年08月発行

症例

電気射精にて女児を得た脊髄損傷の1例

著者: 小谷俊一1 甲斐司光1 桃井守1

所属機関: 1中部労災病院泌尿器科

ページ範囲:P.696 - P.698

文献概要

 38歳男性,外傷性脊髄損傷(完全麻痺)に対して,Seager型モデルの電気射精装置を用いた電気射精を施行した。逆行性射精しか認められなかったため,電気刺激後の尿をパーコール処理し,配偶者間人工授精に使用した。その結果,3回目の人工授精後に妻(脳性麻痺で身体障害2級)の妊娠に成功し,無事女児の出産に成功した。電気射精による妊娠出産例は文献上,本邦2例目と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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