icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻10号

1995年09月発行

症例

膀胱炎症性偽腫瘍の1例

著者: 佐藤敦1 高橋伸也1 工藤誠治1 鈴木唯司1 鎌田義正2 工藤達也3

所属機関: 1弘前大学医学部泌尿器科 2弘前大学医学部附属病院病理部 3くどうクリニック

ページ範囲:P.765 - P.768

文献概要

 21歳,女性。排尿時痛を主訴として近医より約2か月間に及ぶ抗生剤の投与を受けていたが症状改善せず。腹部超音波検査および膀胱鏡検査にて膀胱腫瘍の疑いで当院受診。腫瘤が膀胱前壁に存在していたため経腹壁的生検施行し膀胱炎症性偽腫瘍の診断を得た。TURおよびステロイド剤投与にて腫瘤が完全に消退しないため膀胱部分切除術を施行した。不必要な拡大手術を避けるために本症の存在を念頭に入れるべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら