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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻10号

1995年09月発行

症例

両側の精巣固有鞘膜に発生した線維性偽腫瘍

著者: 丸岡正幸1 長山忠雄1 宮内武彦1 西川泰世1

所属機関: 1千葉県がんセンター泌尿器科

ページ範囲:P.785 - P.787

文献概要

 症例は46歳,男性。主訴は陰嚢内の無痛性腫脹。腫瘍は凹凸不整で硬く陰嚢内が全体に一塊となっていたので左精巣高位除睾術を施行した。5か月後に右陰嚢内に孤立性の腫瘍が発生し腫瘍摘出術を施行した。病理組織は両側とも精巣周囲の精巣固有鞘膜に発生する線維性偽腫瘍であった。本疾患は稀な疾患で手術前の診断は非常に難しいのが現状である。病理組織的には良性の非腫瘍性疾患である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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