icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻10号

1995年09月発行

学会印象記

第90回米国泌尿器科学会(AUA)に参加して(2)

著者: 橘政昭1 吉田正林2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科 2JR東京総合病院

ページ範囲:P.798 - P.800

文献概要

 今年は砂漠の中のオアシス,全米で最も刺激的な都市ラスベガスで第90回AUAが開催された。1983年のAUAもここで開催されたと記憶しているが,当時ニューヨーク医科大学に留学していた筆者はまさに真夏であったラスベガスからニューヨークの自宅に電話をしたところニューヨークでは雪が降っていることを聞かされアメリカの広さにつくづく実感したことが懐かしく思い起こされた。会場は前回と同様にラスベガスコンベンションセンターであり,いつもながら米国のスケールの大きさには感心させられた。朝早くからプログラムが開始されるのはいつものことであるが,今年はモーニングセミナーが毎朝5時45分より開始され,早朝にもかかわらず多数の聴衆が参加していたことには驚きとともに身の引き締まる思いであった。数多くの演題がありほんの一部しか聞くことができなかったが,日本泌尿器科学会会員である馬場克幸先生が留学先のUCLAより演題を出され,これがEssay Contestの授賞論文として表彰されたことはわれわれ日本の泌尿器科医にとってもまことに嬉しいニュースであった。人気のあったセッションは前立腺癌,前立腺肥大症の新しい治療方法.およびlaparoscopic surgery等であった印象を受けた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら