icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻11号

1995年10月発行

手術手技 基本的な手術・18

コメント・2

著者: 金武洋1 高木正剛2

所属機関: 1長崎大学泌尿器科 2長崎大学心臓血管外科

ページ範囲:P.831 - P.832

文献概要

 われわれはstage Ⅰの精巣腫瘍には,予防的あるいは診断目的にRPLNDを現在施行していない。その理由は小松先生が本文で述べたとおりである。本手術の適応は非セミノーマstage Ⅱ以上で化学療法後,明らかに残存腫瘍が画像診断で認められる,あるいは完全寛解に近いが残存癌細胞の存在が疑われる時と考える。化学療法を繰り返しても残存腫瘍が大きく(腫瘍マーカーは正常化),圧迫症状が強い時はやむなくRPLNDを施行する。危険を伴うことが予想される場合は心臓血管外科と十分にカンファランスを行いアプローチ法を検討する。血管外科から見たRPLNDの注意点を以下に示したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら