文献詳細
セミナー 泌尿器科に役立つ心身医療・1
文献概要
いたみは各科の日常臨床で必ず扱われる愁訴である。いたみが慢性化すると情緒的側面が大きくなり,心因性疼痛と重なる部分が生じてくる。通常,不安,抑うつ,とらわれが高頻度にみられる。したがって,単にいたみを除去するだけでなく,同時に心理面へのアプローチを行わないといたずらにいたみは長引く。向精神薬も有用であるが,その他の不安除去法や心身医学的リハビリテーションなど,行動医学的治療手技が望ましい。
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