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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻11号

1995年10月発行

原著

バイプレーンセクタ走査式超音波診断装置を用いた前立腺生検

著者: 細木茂1 目黒則男1 前田修1 木内利明1 黒田昌男1 宇佐美道之1 古武敏彦1

所属機関: 1大阪府立成人病センター泌尿器科

ページ範囲:P.847 - P.850

文献概要

 直腸指診,経直腸的超音波検査,前立腺特異抗原のいずれかで前立腺癌が疑われた61例を対象として,周波数可変のバイプレーンセクタ走査式経直腸的超音波プローベを用いて,前立腺癌の診断および針生検を行った。前立腺生検により,61例中38例(62%)が前立腺癌と診断された。生検後の合併症として,精巣上体炎,前立腺炎による発熱を各l例に生じた他には重篤な合併症は認められなかった。超音波ガイド前立腺生検により,小腫瘤の組織採取や体系的な前立腺生検が可能になり,今後正診率の向上が期待できる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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