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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻11号

1995年10月発行

症例

後腹膜気管支嚢胞の1例

著者: 山本秀伸14 平間元博2 岩部秀夫3

所属機関: 1札幌東徳洲会病院泌尿器科 2札幌東徳洲会病院病理部 3庄内余目病院泌尿器科 4栃木県立がんセンター泌尿器科

ページ範囲:P.858 - P.860

文献概要

 気管支嚢胞は通常,胸腔内に発生するものであり,後腹膜腔に発生するものはきわめて稀である。今回筆者らは副腎腫瘍との鑑別が困難であった,後腹膜気管支嚢胞として本邦7例目にあたる症例を経験した。後腹膜気管支嚢胞の発見,描出にはCT,MRIが有用であるが,嚢胞内容液が高カルシウム濃度,高粘稠度等を示すことがあり,その場合CT,MRIでは充実性腫瘍との鑑別は困難である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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