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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻11号

1995年10月発行

症例

皮膚転移を来した膀胱癌

著者: 石田俊光13 橿淵啓史1 小室三津夫1 古谷泰久1 新妻雅治1 木村光浩2

所属機関: 1千葉西病院泌尿器科 2千葉西病院病理 3国立小児病院泌尿器科

ページ範囲:P.861 - P.863

文献概要

 膀胱癌の転移はリンパ節,肝,肺に多く,皮膚への転移は比較的稀であるとされている。今回筆者らは会陰部皮膚に転移を来した膀胱癌の1例を経験したので報告する。症例は81歳女性。膀胱癌の診断で入院中に右会陰部皮下に急速に大きくなる皮下腫瘤を認め摘除。病理組織学的に膀胱癌の皮膚転移が疑われたが,転移経路は不明であった。その後,胸部および腹部にも多数の皮膚転移を認め,血行性転移であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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