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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻11号

1995年10月発行

症例

前立腺肥大症の術後2年以内に発症した前立腺癌

著者: 高井計弘1 深澤立1 小山康弘1 小島弘敬1 武村民子2 亀山周二3

所属機関: 1日本赤十字社医療センター泌尿器科 2日本赤十字社医療センター病理 3東京大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.865 - P.868

文献概要

 前立腺肥大症の術後2年以内に診断された前立腺癌2例を経験した。症例1は73歳で経尿道的前立腺切除術施行2年後に病期C前立腺癌を認め,根治的前立腺摘除術,両側精巣摘除術を行い,現在再発転移はない。症例2は69歳で恥骨上式前立腺摘除術,および経尿道的前立腺切除術施行2年後に,病期D2前立腺癌と診断し,両側精巣摘除術,エストロゲン投与を行った。自験例と同様に術後2年以内の癌の早期顕在化を見た本邦報告例計8例を検討し,考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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