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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻12号

1995年11月発行

特集 泌尿器科領域での救急医療—病態と治療

泌尿器外傷—高度救命救急センターの現況

著者: 國保昌紀1 益子邦洋1

所属機関: 1日本医科大学救急医学科

ページ範囲:P.901 - P.905

文献概要

はじめに
 高度救命救急センターにおける泌尿器科領域の救急医療には,多発外傷における尿路性器損傷,急性腎不全や多臓器不全に対する血液浄化,急性腹症の鑑別診断としての泌尿器科疾患が挙げられる。この中で今回は特集の趣旨を考え,泌尿器科外傷について当センターの現況を報告し,診断と初期治療について解説をくわえることとした。
 はじめに当施設について概説する。日本医科大学高度救命救急センターは1975年4月に発足し三次救急医療機関として,外傷,熱傷,中毒を三本の柱としてショック,多臓器不全,呼吸不全,脳死などについて臨床,研究を行っている。この10年の年間患者数は1400〜1600人(1日あたり4〜5人),そのうち約30〜40%が外傷患者である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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