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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻12号

1995年11月発行

手術手技 基本的な手術・19

骨盤リンパ節郭清術

著者: 大園誠一郎1 平尾佳彦1 岡島英五郎1

所属機関: 1奈良県立医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.938 - P.943

文献概要

 骨盤リンパ節郭清術は,根治的膀胱全摘除術または恥骨後式前立腺全摘除術に際して,同時に行っている。
 リンパ節郭清の操作は,総腸骨動静脈,外腸骨動静脈,内腸骨動静脈ならびに閉鎖神経の血管系と神経をひたすら露出させるように周囲の脂肪組織の剥離操作を進めることが基本である。
 脂肪組織の剥離の際に残存する側の断端を確実に結紮することと,血管から分岐した小血管を確実に結紮することが,術後のリンパ漏や出血を防止することにつながり,重要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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