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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻12号

1995年11月発行

文献概要

原著

腎細胞癌症例増加についての検討

著者: 星野嘉伸1 国武剛1 藤城徹幸1 押正也1

所属機関: 1東京都立府中病院泌尿器科

ページ範囲:P.955 - P.958

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 都立府中病院泌尿器科での腎細胞癌患者(新患)数は1991年以降著明な増加を示した。この時期以前の症例37例と以後の症例49例とについて癌発見の契機となった初発症状や診断法について検討した。その結果後期では検診やドックで,あるいは無関連の他疾患検査中に偶然に発見された初期癌症例が増加していることがみられ,これには画像診断特に超音波診断が関連していることが認められた。初期の腎細胞癌の治療成績は良好であり,超音波による腎検査は他腎疾患を含めて考えても泌尿器科外来検査としてより重要視する必要があると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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