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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻12号

1995年11月発行

文献概要

原著

恥骨前式尿道摘除術の手技的考察

著者: 小池宏1 藪元秀典1 井原英有1 島博基1 森義則1 生駒文彦1 寺川知良2 亀岡博3

所属機関: 1兵庫医科大学泌尿器科 2八尾徳州会病院泌尿器科 3蒼龍会井上病院泌尿器科 4Johannes Gutenberg University Mainz, School of Medicine, Department of Urology (FRG)

ページ範囲:P.959 - P.963

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 膀胱腫瘍に対する根治的膀胱全摘除術の際に,われわれは11例の症例で1989年にVan Poppelらが報告した恥骨の前からのアプローチで一期的に尿道も摘除した。尿道摘除による合併症は1例もなく,創治癒も良好であった,Van Poppelらが報告したこの方法によれば,会陰部に二次的な切開をおくことなく正中切開をやや下方に延長することで,一括して膀胱・前立腺・精嚢・尿道を摘除することが可能となる。手術中の体位変換も必要とせず優れた方法と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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