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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻13号

1995年12月発行

綜説

精子無力症:精子運動に関わる諸因子

著者: 岩本晃明1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.987 - P.996

文献概要

 不妊外来において精子の運動が不良のために(精子無力症)妊娠しにくい不妊カップルを多く経験している。受精には精子数だけでなく精子の質すなわち直進的に進むスピードを持った精子が特に必要である。しかし最近では運動をしていない精子を用いて顕微受精により妊娠,出産が報告される時代になって来たが,われわれはより自然な方法で産子が得られるように努力しなければならない。それには精子運動に関して基本的な事項について学び研究してゆくことが心要である。ここでは精子自体の運動機序,精巣および精巣上体の精子と運動,精漿と精子運動との関わりについて概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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