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症例
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62歳男性。左側腹部不快感を主訴に来院。左水腎症,腎機能低下を認めた。CT, MRIにてL5部位大動静脈より左総腸骨動静脈領域に動静脈を包むような軟部組織腫瘤を認めた。特発性後腹膜線維症と診断しステロイドを中心とした薬物療法を行った。水腎症は速やかに改善し腹部大血管周囲軟部組織陰影も減退した。初期治療後1年3か月経過したが経過は順調である。
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