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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻2号

1995年02月発行

原著

接触性サーモグラフィーによる精索静脈瘤診断

著者: 斉藤誠一1

所属機関: 1芸術の森泌尿器科

ページ範囲:P.135 - P.137

文献概要

 精索静脈瘤診断に接触性サーモグラフィーを用い,視触診,超音波診断,ドップラー診断との比較を試みた。静脈造影を全例施行していないため,確定診断ではないが,精索静脈瘤として陽性所見を得た22例中,視触診では14例(64%)が診断可能であったが,サーモグラフィーでは20例(91%),ドップラーでは18例(82%),超音波では8例(36%)が診断可能であった。
 以上より,精索静脈瘤診断,特にいわゆるサブクリニカル精索静脈瘤診断において,接触性サーモグラフィーは簡便かつ有用な診断の一助であり,特にドップラーとの併用が推奨される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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