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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻2号

1995年02月発行

文献概要

症例

片腎を温存した両側同時性腎盂腫瘍

著者: 安藤正夫1 有澤千鶴1 豊嶋豊照2 池上茂3 岡野匡雄4 岡田義春5

所属機関: 1東京都保健医療公社・東部地域病院泌尿器科 2日産厚生会玉川病院泌尿器科 3多摩南部地域病院 4東京都保健医療公社・東部地域病院検査科 5岡田診療所

ページ範囲:P.142 - P.145

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 症例は69歳女性,無症候性肉眼的血尿を主訴に当科を紹介され,両側腎盂腫瘍と診断。遠隔転移はなかったが,腎機能温存を期待してまず多剤併用化学療法を7コース行った後に左腎尿管全摘除術施行。右腎盂腫瘍には抗癌剤の腎盂内注入療法を試み,初回手術8か月後に右腎盂腫瘍摘出術施行。病理組織は移行上皮癌,G2, pT3(左),pT1(右)。術後7か月で膀胱腫瘍の再発を認めたが,右腎盂尿管での再発はなく腎機能も正常である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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