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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻3号

1995年03月発行

文献概要

症例

膀胱に発生した悪性中胚葉性混合腫瘍

著者: 工藤真哉1 本村文一1 増森二良1 東野一郎1 前多松喜2 渡辺耕平3

所属機関: 1豊橋市民病院泌尿器科 2豊橋市民病院病理 3聖隷浜松病院泌尿器科

ページ範囲:P.239 - P.242

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 71歳,男性。頻尿を主訴に当科受診。膀胱鏡検査,CTで非乳頭状広基性腫瘍を認め,TURを施行。病理組織学的に,充実性の低分化癌と横紋筋肉腫様成分,軟骨肉腫様成分が混在してみられ,免疫組織化学的にも上皮性成分と非上皮性成分の存在が明らかで,悪性中胚葉性混合腫瘍と診断された。筋層への浸潤がみられたため,膀胱全摘除術を施行後,M-VAC療法を2コース行い,術後4年4か月経過した現在,再発や転移を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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