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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻4号

1995年03月発行

Coffee break

石について

著者: 大原裕彦

ページ範囲:P.135 - P.135

文献概要

 結石症の患者さんの中には疼痛の苦しみから「どうして自分はよりによってこんなやっかいな病気になってしまったのか。」とやり場のない,いかり,やるせなさを抱いておられる方がいると思う。私もその1人であった。
 結石=stone,caluculusについて手もとの医学辞典を開いてみた。組成や形態的なもの泌尿器科的なものを除いても意外に多く,列挙するとstoneの項では,dental-,ear-,fecal-,gall-,lung-,pulp-,tear-,vein-,womb-などがあった。fecal stoneはあまり美しくないがtear stoneはなかなか詩的な感じがする。caluculusでひいてみた。blood-,cardiac-,cerebral-,intestinal-,mammary-,nasal-,ovarian-,pancreatic-,salivary-などである。blood calculusは想像もつかないし,cardiac calculusやcerebral calculusのように何だかぶっそうなものもある。私の石はsalivary calculusであった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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