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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻5号

1995年04月発行

症例

無症候性後腹膜傍神経節腫の1例

著者: 森山浩之1 笠岡良信1 福重満1 浅野耕助1 西坂隆2 福原敏行2

所属機関: 1県立広島病院泌尿器科 2県立広島病院第一研究検査科

ページ範囲:P.336 - P.338

文献概要

 44歳男性が,健康診断の際に偶然発見された後腹膜腫瘤の精査および治療目的にて入院した。血清ノルアドレナリンは異常高値を伴っていたが,高血圧や頻脈などの臨床症状は認めなかった。後腹膜傍神経節腫の診断のもと経腹的腫瘍切除を施行した。切除標本は5×5×5.5cmで,重量は45gであった。組織学的診断は良性の後腹膜傍神経節腫であった。術後4週目に血清ノルアドレナリン値は正常にもどった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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