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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻5号

1995年04月発行

症例

腹腔鏡下手術により摘出した後腹膜神経鞘腫の1例

著者: 古瀬洋1 増田宏昭1 麦谷荘一2 鈴木和雄2 藤田公生2

所属機関: 1遠州総合病院泌尿器科 2浜松医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.339 - P.341

文献概要

 症例は59歳,女性。右季肋部痛が出現し当院内科を受診。腹部超音波,CTで右副腎腫瘍と診断され当科に転科し,腹腔鏡下に腫瘍摘出術を行った。腫瘍は,大きさ6.5×5×4.5cm,重さ80gと大きく,組織学的に後腹膜神経鞘腫と診断された。後腹膜神経鞘腫は,術前に確定診断を下せることは非常に稀であるが,乏血管性で,周囲組織との剥離も容易であり,腹腔鏡下副腎摘除術とほぼ同様の手技で安全に摘出し得ると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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