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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻6号

1995年05月発行

原著

スパイラルCTを用いた膀胱腫瘍の立体表示の試み

著者: 林祐太郎1 最上徹1 佐々木昌一1 岡村武彦1 津ヶ谷正行1 上田公介1 郡健二郎1 小山雅司2 大場覚2

所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科学教室 2名古屋市立大学医学部放射線医学教室

ページ範囲:P.401 - P.404

文献概要

 膀胱腫瘍を有する20例に対して骨盤部のスパイラルCTを撮影し,得られた画像を三次元化することにより,膀胱内病変の立体的描出を試みた。本法では粟粒大の小さな腫瘍は描出できなかったが,米粒大以上の腫瘍は三次元画像として描出することができた。また本法は膀胱内の病変の局在診断に有用で,とくに膀胱鏡で観察しづらい膀胱頸部の腫瘍の全体像を明瞭に描出することができた。膀胱内腔だけでなく骨,腸管などの多臓器を同一画面に描出すれば,三次元画像特有の立体感の豊かな画像を構築することができた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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