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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻6号

1995年05月発行

文献概要

症例

塩酸ドパミンの持続海綿体内注入が有効であった塩酸パパベリンによる持続勃起症

著者: 森山浩之1 笠岡良信1 福重満1 森浩一2 井川幹夫3

所属機関: 1県立広島病院泌尿器科 2森皮膚泌尿器科 3広島大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.421 - P.423

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 患者は52歳,男性。塩酸パパベリンを自己注射し数分後には完全勃起が出現したが,勃起が持続し陰茎の疼痛が出現したため,42時間後当科を受診した。海綿体内の脱血,ウロキナーゼ(120,000単位)や塩酸エチレフリン(5mg)の陰茎海綿体内投与により勃起はいったんは消退したものの,4時間後には完全勃起が再発した。そこで塩酸ドパミンの持続海綿体内注入(6mg/時間)を行ってみたところ,勃起は完全に消失した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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