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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻6号

1995年05月発行

症例

柴苓湯が原因と思われる無菌性膀胱炎

著者: 川下英三1 牟田口和昭1 田中学1 橋本邦宏1 奥谷卓也1 藤井元広1

所属機関: 1松山赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.427 - P.429

文献概要

 6歳の女児。主訴は頻尿と血尿。中耳炎のため1年前より柴苓湯を投与されていた。初診時,血膿尿を認め,膀胱炎と診断し抗生剤を投与したが,難治性のため,膀胱鏡および膀胱生検を施行した。膀胱後三角部に発赤,腫脹があり,病理組織診断は急性膀胱炎であった。柴苓湯を中止したところ約2週間後治癒した。漢方薬が原因と考えられる膀胱炎の報告は自験例を含めて11例あり,文献的考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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