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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻8号

1995年07月発行

セミナー 臨床医のための分子生物学—期待される臨床医学への応用・4

疾患原因遺伝子の単離と分子病理

著者: 清水信義1

所属機関: 1慶應義塾大学・分子生物学

ページ範囲:P.557 - P.563

文献概要

はじめに
 今日までに約4000種類のヒト遺伝子がクローニングされているがそのうち約1000種類がなんらかの疾患に関与しているとされている。疾患の原因遺伝子として解明されたもののほとんどは単一遺伝子による遺伝性疾患と体細胞の変異による癌に関連して同定・単離されたものである。発症に複数の遺伝子が関与する疾患の分子生物学的解析は緒についたばかりであるが,近年のゲノム解析研究の目ざましい進展からすればそれらの解明は意外と早いかも知れない。
 本稿では疾患原因遺伝子を同定・単離するアプローチについて例を挙げて概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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